抗腫瘍作用

ヒメマツタケの

抗腫瘍作用について

Antitumor effect

ヒメマツタケのもつ抗腫瘍作用

ヒメマツタケに含まれるβ-D-グルカンなどの有効成分(多糖体)が、腸管免疫を介して樹状細胞を活性化させ、 T細胞、マクロファージ、NK細胞等の免疫担当細胞の抗腫瘍作用を促進させます。

また、アポトーシスを促進させ、腫瘍(ガン)を死滅させます。

近年ではヒメマツタケによるT細胞活性化の仕組みが解明されています。
その仕組みは樹状細胞を活性化させることにあります。


樹状細胞は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの病原体を取り込んで、それらを免疫応答の司令塔であるT細胞へ伝達し、病原体に対する特異的な免疫応答を誘導する免疫細胞です。


そして体内で発生した腫瘍(ガン)に対しても同様に、腫瘍特異的抗原を樹状細胞がT細胞へ伝達することで、免疫応答が誘導され体内から腫瘍(ガン)を排除させると考えられています。

ヒメマツタケは樹状細胞に作用し、樹状細胞のCD80/86とT細胞のCD28の結合促進により、IL-12 やIFN-γの産生を促してT細胞を活性化させ、腫瘍(ガン)を攻撃するなどの抗腫瘍作用が高まります。